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*peak positions, if any, are based on Billboard singles chart archives

2011年6月12日日曜日

Richard Marx

"Richard Marx" (1987 Manhattan/EMI-Manhattan Records USA)



















時は少し流れて1987年、EaglesもDoobiesも既に解散、Jackson Browneも、
Kenny Logginsもたまに新作を出すものの、ハッキリ言って、パッとはせず。
Glenn FreyがヒットさせるのはTVのテーマ曲ばかりだし、Huey Lewisにも
ちょっと飽きてきたかな、的な時期。
LA/West Coast発の音楽に期待するのは、もはや無理か、と思っていた処に、
なんだ、まだいるんだ、こんな若者が、と言うのが第一印象でした。
*前年 Tom Hanks 主演 "Nothing In Common" サントラに"Burning Of The Heart"
が1曲入っており、これが実質major デビューだったのでしょうが、このサントラは
Thompson Twinsのタイトル曲が売れただけで、映画・サントラ共に今一つだったので、
これでRichard Marxに気付いた人は少なかった筈。
私も全く気付いてませんでした。(サントラは確か、持ってましたが)

"Don't Mean Nothing", "Should've Known Better" と立て続けにTop10 Hitを出し、
中々やるじゃん頑張れ、と思っていた'88年の2月...
この私に、思いも寄らず4泊6日で初のLA出張命令。
(命令と言うより、プレゼンに出す素材を取りに行かないと間に合わないので行かせてくれ、
と頼んだ結果ですが…当時、LA在住のデザイナーにVIロゴのデザイン依頼してました。
そろそろLAに行ってみたいがための、ほぼ確信犯だったかもですね)

LAはおろかアメリカ自体が初体験で緊張しまくりのホテルの部屋でKIIS-FMから流れる
音楽を聴いていると、ふと、どこかで聞いたような曲。
それが3rd single "Endless Summer Nights" でした。
PVは「寒い冬に過ぎた夏を思う」的な設定でしたが、2月のLAには冬景色など無関係。
初のLA滞在中、私にとってこの曲は、Debbie Gibson の "Out Of The Blue" や、
David Lee Roth "Just Like Paradise" と共に LA=青い空のSoundtrackと化しました。

このアルバムからは、"Hold On To The Nights" が#1を獲得、後の"Right Here Waiting"
"Now & Forever" に続くBalladのRichard Marx 節も確立しましたが、私にとっては今も、
Richard Marx = "Endless Summer Nights" = California の青い空、って感じです。
* "Don't Mean Nothing" (Hot100 #3)
"Should've Known Better" (Hot100 #3)
"Endless Summer Nights" (Hot100 #2)
"Hold On To The Nights" (Hot100 #1)


"Repeat Offender" (1989 EMI-Manhattan Records USA)



















満を持しての2枚目。
"Satisfied", "Right Here Waiting" が続けて #1 を獲得。
"Children Of The Night" は LA Organization helping Child Prostitutes
のためのCharity Song (後付けの感はありますが)
* "Satisfied" (Hot100 #1)
"Right Here Waiting" (Hot100 #1)
"Angelina" (Hot100 #4)
"Too Late To Say Goodbye" (Hot100 #12)

"Children Of The Night" (Hot100 #13)

"Rush Street" (1991 Capitol Records USA)



















ちょっと、飽きられてきたかな、と言う3枚目。
"Chains Around My Heart" はデビュー以来、初のTop40圏外に終わる。
ジャケットは結構、好きなんですが。
* "Keep Coming Back" (Hot100 #12)
"Hazard" (Hot100 #9)
"Take This Heart" (Hot100 #20)
"Chains Around My Heart" (Hot100 #44)

”Paid Vacation" (1994 Capitol Records USA)




















"Now And Forever" で何とかギリギリ復活してみせたのがこの時期。
ただ、Top40 Artist としては、ここまででしたかね。
* "Now And Forever" (Hot100 #7)
"The Way She Loves Me" (Hot100 #20)


"Flesh And Bone" (1987 Capitol Records USA)


















Major 最後のアルバムがこれ。
以降は、Indie系Labelで好きな音楽をやっているようにも見受けます。
唯一のSingle Hit "Until I Find You Again" は、しかし名曲だと思いますが。
* "Until I Find You Again" (Hot 100 #42)

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