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*peak positions, if any, are based on Billboard singles chart archives

2011年6月12日日曜日

Vapour Trails

"Vapour Trails" (1979 Warner Bros. Records USA)
















Best Hit U.S.A.のテーマだった曲("Don't Worry Baby")を含むアルバムです、と言って
しまえばそれまでのこと。
またそれ以上に言うなら、Larry Carltonの初produce 作品だとか、West Coast風AOR
全開の曲調ながら、実際には、UKのセッションミュージシャン3人によるバンドだとかと言う
ことが、少し詳しい方なら誰でもご存じの「能書き」になるのでしょう。
いずれにせよ、Best Hit U.S.A. がRadio&Records誌のチャートに基づくUS チャートもの
であったにも拘わらず、また小林克也さんの誰にも真似のできない「丁寧な」英語が
毎週聴けたにも拘わらず、何か「作った番組」感が嫌で、ほぼ完全に無関心だった私には、
何となく耳に残る曲でしか無く、Band名すらつい最近まで知りませんでした。

昨年のある日、紙ジャケCDを探しに入った地元(三軒茶屋)のCD Shop 知る人ぞ知る系の
名店 "Flap Notes"でこの曲が流れてました。
この店が流すなら、そんないい加減なもんでもなさそうだ、と会計の時に「これって、あの」
と訊いてみたところ、"え、こんなのに興味あるんですか" 風の顔したマスターが、バンド名
と曲名を教えてくれました。(Best Hit USAの曲ですよね、はお互いに口に出さず…)
その時のCDは既に廃盤のAOR名曲集でしたが、JPN1,000前後だったので、一応購入し
曲を聴きながらライナーを読み、Wounded Bird から再発されているのを知って、翌日、
Woundedものならココしかない…の新宿Disk Unionに直行し、再発CDをGet!!。

Larry Carlton の初々しさと、この1枚だけでほぼ姿を消した3人のsession musicianの
努力の賜物か、本当に良いアルバムなんですが、売れなかったですね、USでは、本当に。
それをアルバム発売1~2年後に始まった番組のOpeningに使い、結局1989年の最終回
まで使い続けた、克也さんなのか、スタッフなのか、の慧眼には心から敬意を表します。
食わず嫌いは何とやら、の見本のような話、でした。
因みに、Single/Album共に、USチャートでの実績は、私の知る限り、皆無です。





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